花椛雪日記・原発事故と放射線
・ブログから引用。
福島県飯館村は原発から約40キロメートル屋内退避の20〜30km圏内の外側です。
放射線量20マイクロシーベルト/時で推移しています。3月20日10:00のデータは
19.5マイクロシーベルトです。
3日も同じような測定値なので3日間の放射線量は1440マイクロシーベルトです。
胃検診の600マイクロシーベルト/回は安全でしょうが、胃検診2回分以上になります。
本当に大丈夫なのでしょうか?
妊婦さんが連続的に胃検診のレントゲン検査を受けるとは、考えにくいことです。
3日で28回も胸部レントゲンを受けていることになるのですが、胎児に影響ないのでしょうね
国も報道機関も安全ですと唱えていますが、論理的な説明がないです。
原発事故により安全神話も崩壊しているのに、「国を信じてください、安全です」
といわれても信じられません。
安全ですと唱える報道機関の屋内退避地域テレビ中継を見たことがないです。
長期取材など見たことがないです。安全なら長期取材したらよいのに・・・
報道機関の人が入り込めないのはなぜでしょう?飯館村のような40km地点の
長期取材もないです。
今まで正義の味方のように報道の自由を叫けんでいたのが嘘のようです。
ペンは剣より強し・・・ペンと剣は手を取り合っていませんか?最強タッグです。
発表されたことをそのまま鵜呑みにして記者の目で確認もしないで報道するのは
かつての 「大本営発表」のようです。そうならないように報道の自由が叫ばれて
きたのではないのでしょうか?
19日の枝野長官会見 放射線検出の牛乳、ホウレンソウ「健康に影響ない」 はニュースで
見ていました。素朴な疑問があります。
牛乳は牛のお乳です。その近くには人もいるはずです。
放射能汚染された牛乳がどこからなのか場所の特定は急務だと思うのですが・・・
牛乳が放射能に汚染されるような環境に牛がいた。放射能に汚染された餌を食べた牛が
いた。その近くには必ず人がいます。赤ちゃんや子供がいたら・・・母乳には影響なかった
のでしょうか・・・その牛乳を飲んでいたら・・・と考えるのは心配しすぎでしょうか?
汚染された牛乳が市場に出回ってからのことを心配するより、牛乳が汚染されるほどの環境に
いる人達のことを心配するのが先だと思うのは私だけでしょうか?
国は安全ですと唱えていますが、少なくとも牛は放射能に汚染されているように思います。
なぜ、この報道が大きく取り上げられないのでしょうか?
原子力安全・保安院は18日、福島第一原発1〜3号機の事故について、事態の深刻さを示す
国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、米国スリーマイル島の原発事故と並ぶ
「レベル5」(広範囲な影響を伴う事故)に引き上げた。
牛乳だ、ホウレンソウだ・・・流通は・・・その前に避難指示の範囲を広げる必要があるのでは
ないのでしょうか?
福島県民の代表である国会議員さん、レベル5 でも原発からの避難範囲20kmでよいのですか?
原発から20〜30kmの屋内退避で本当によいのですか?
レベル4 での避難範囲と レベル5 での避難範囲が同じでよいわけないでしょうと思うのは
私だけでしょうか?
農産物に放射能の影響がでているのに、原発の近くの住民に影響が出ていないなんて信じられません。
福島県民の代表である国会議員さん、福島県民の声を国に届けていますか?
枝野長官会見 放射線検出の牛乳、ホウレンソウ「健康に影響ない」のニュースは
放射線量限度のひとつの目安と考えてよいのでしょうか。
放射線検出の牛乳とホウレンソウを食べつづけると 8280マイクロシーベルト/年です。
健康に影響ない・・・ではどこまで食べたら危険なのでしょうか?
子供や妊婦さんに影響ないのでしょうね。はっきり、お示しください。
レントゲン撮影を避けている妊婦さんは 50マイクロシーベルト/年を心配しています。
きちんと、納得できるように説明してくれてもよいのでは、と思うのは私だけなのでしょうか?
民主党はあてにならない、と自民党に相談しようと思い自民党本部に電話しました。
「文部科学省に相談してください」 門前払いでした。
牛乳がホウレンソウが・・・流通がどうのこうの・・・原発周辺住民のことを思うと涙します。
その牛乳を飲み、ほうれん草を食べているのは放射線の恐怖に怯えている原発周辺の
住民でしょう。 第一声は原発周辺住民に対してではないのでしょうか。
郡山市のホームページから放射線量の確認すると安全性の説明が・・・?
(表示されたデータの安全性の説明文をコピーしました)
※ 胃のX線集団検診1回当たりの放射線量は、600マイクロシーベルト/回ですが、本日の測定値のうち、
最も高い飯舘村の測定値は、これを十分下回っており、健康に影響ないレベルと考えられます。
飯館村の測定値は21.5マイクロシーベルト/時 3/19 15;00
数字だけの比較では充分小さいですが納得できません。600マイクロシーベルト/回・・・普通年一回
の検診ですので単位を統一すると 0.07マイクロシーベルト/時 になります。
これでは飯館村の測定値はとんでもなく大きく、安全性の説明には不適当です。
文部科学省に問い合わせたかったのですが電話が通じにくく、文部科学省ホームページで
紹介されている放射線医学総合研究所に電話して問い合わせました。
対応された職員も納得してくださいました。安全性の説明としては不適当のようです。
600マイクロシーベルト/年 は 0.07マイクロシーベルト/時 です。
国も報道機関も「デマに惑わされないよう冷静な行動をお願いいたします」 と唱えています。
安全性の説明に不適当な例を挙げられては、なにを基準にデマと判断するのでしょうか?
安全なことは分かりますが、説明が不十分です。単位の違う数字を並べて比較はできません。
NHKのテレビでは専門家が 「安全なのでデマ、流言に惑わされないように・・・」
本当に安全なのでしょうか? 疑問が残ります。国も報道機関も安全です、と唱えるだけ
です。論理的に説明してもよいのではと思うのは私だけなのでしょうか。
文部科学省の放射線量測定データの注釈については疑問だらけです。
(注釈をコピーします)
*福島県では、モニタリングポスト周辺の空間線量が高いことから測定が困難であるが、
その分のデータはモニタリングカーを用いて測定。別資料の「福島第一原子力発電所の
20q以遠のモニタリング結果について(3月17日19:00現在)」参照。
「空間線量が高いことから測定困難」 とは平たく言うと危ないから測定できなかった
ということではないのでしょうか。
原発の屋内退避圏外のデータが数多くあります。原発から30km以遠に測定が困難な
ほど空線量が多かったのでは?
怒りにも近い激しい疑問があります。側定員は短時間ですが、避難した人は、ず〜〜っと
そこにいるのです。測定困難の説明が必要だと思うのは私だけでしょうか。
マイクロシーベルト/h の意味をきちんと説明しないで胸部レントゲンの放射線量50マイクロ
シーベルトと比較して説明するのは正しいことなのでしょうか?
福島市の放射線量20マイクロシーベルト/h が一日では480マイクロシーベルトになる
ことを説明しているのでしょうか?
一般人の年間被ばく線量1000マイクロシーベルトをどのように解釈するのかきちんと
説明されていますか?単純計算3日でオーバーするのですが、説明がありません。
妊婦さんは胎児を心配してレントゲンは受けません、我が家は受けませんでした。
たった50マイクロシーベルトです。はるかに多い480ミリシーベルト/日 で大丈夫
と安心できるような説明が必要です。
アメリカ軍は原発から90km圏内立ち入り禁止です。原子力空母に乗っている人たちが
近づけない理由をきちんと説明されていますか?
デマ、流言に惑わされないだけの情報が提供されているとは思えません。
文部科学省のホームページ 「今回の原子力災害に関するお知らせ」から引用
※ 放射線は自然界にも存在しており、例えば、1人あたりの自然界から受ける放
射線量は年間約2,400 マイクロシーベルトです。また、胃のX 線集団検診を1回
受けると約600 マイクロシーベルト、胸部X 線コンピュータ断層撮撮影検査(CT
スキャン)を1回受けると6,900 マイクロシーベルトの放射線を受けることになりま
す(別添資料)。
放射線測定値の安全性を証明するかのように表示されています。どうみても
年間に受ける放射線量です。
放射線測定値もマイクロシーベルトですが一時間あたりの放射線量です。
数値を比較したいのなら年間、もしくは一時間当たりとして統一しないと無理でしょう。
最近、市や県のホームページでも放射線測定値を見ることができるようになりました。
文部科学省と同じような安全性の説明として検診時の放射線量が表示されています。
20マイクロシーベルト/h は単純計算で年間に直すと 17万5200マイクロシーベルト
になります。
逆にCTスキャン6900マイクロシーベルトの検査を年一回とすると 0.8マイクロシーベルト/h
になります。
単位を整えて比較すると福島市の放射線測定値は20マイクロシーベルト/h
CTスキャンは0.8マイクロシーベルト/h
胸部レントゲンを年一回とすると0.006マイクロシーベルト/h
これで20マイクロシーベルト/h の安全性を説明したことになるのでしょうか?
文部科学省は学問を司る政府機関です。もう少し論理的な説明がほしいです。
一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルトの意味が分からなくて
市役所に問い合わせました。市役所から紹介された専門機関に問い合わせて
なんとなく分かったような・・・調べてもらっています。
文部科学省に問い合わせて、一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルト
で間違いないことは確認できましたが、意味が分からないのです。
福島市のデータは20マイクロシーベルト/h が安全との説明では、ますます分からない。
胸部レントゲンの放射線量が50マイクロシーベルトだから安全ですといわれて、ますます
分からなくなります。
20マイクロシーベルト/h だから一日では24倍して480マイクロシーベルト/日になります。
この値は胸部レントゲン撮影の9回分なのでしょうか??
3日では一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルトを遥かに超えてしまいます。
妊娠した女性は子供への悪影響を心配して、レントゲン撮影はしないのが普通だと思って
います。我が家はそうしていました。50マイクロシーベルトの放射線を心配しているのに
480マイクロシーベルト/日を安全といわれても頭が混乱するだけです。
テレビではひたすら安全です、安心してください・・・本当に大丈夫なのでしょうね。
文部科学省のホームページから測定データを確認中に 変な注釈がありました。
*福島県では、モニタリングポスト周辺の空間線量が高いことから測定が困難であるが、
その分のデータはモニタリングカーを用いて測定。別資料の「福島第一原子力発電所の
20q以遠のモニタリング結果について(3月17日19:00現在)」参照。
この注釈の意味が分かりません。 空間線量が多くて外へ出ると危ないから車の中から
測定しました、と読み取れます。測定地点は原発から30km以遠の屋内退避されていない
地点も含まれています。・・・読めば読むほど頭が混乱してきます。
現在、秋田の専門機関に問い合わせ中で返信待ちです。
ニュースで文科省の測定データを報じていました。メモしたのですが間違いがあっては
いけませんので朝日新聞で確認しました。
原発から30kmの浪江町で170マイクロシーベルト/h
20km 楢葉町 4.5マイクロシーベルト/h
耳と目を疑いました、データ量が少なすぎます。文部科学省でしょう・・・学問を司る役所
のはずですが、この少ないデータでなにが分かるのでしょう。意図的にデータを隠蔽して
いるとしか思えません。
ニュース解説者の説明では「170マイクロシーベルト/h は安全なレベルです・・・
期間が長いと危ない・・・」 ポロリと本音が聞こえてきました。即、放送をカット・・・
どこかで言論統制されていませんか?
報道機関はもっと伝えなければならないことがあるはずなのに、口を閉ざしていませんか?
新聞記事が泣かせます。距離が近くても小さな値・・・小学生のレベルでしょう。
大人なら風向きで濃度が異なることくらい分かります。意図的に隠そうとしていませんか?
唯一の被爆国の新聞記者なのでしょうね〜〜風下側の被害が大きいのは分かるでしょう。
こないだ霧島連山が噴火したでしょう、風上側だけ取材して被害ゼロと報道するわけですか?
テレビニュースでは 一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルトを報じて
いました。やっと、この報道を聞くことができました。基準があったのですね〜〜
どのように使われるのかよく分からないので市役所で調べてみようと思います。
原発への自衛隊ヘリコプターからの散水がニュースで流れていました。
説明の中で自衛隊の放射線基準値は50ミリシーベルト、人命救助など特別な場合100ミリシーベルト・・・
を報じていました。
自衛隊の基準値、放射線総量50ミリシーベルトを単純計算してよいものなのか
素人が勝手に計算してと思われるかもしれませんが、国が基準を示さない以上
勝手な計算をしなければなりません。
総量が50ミリシーベルトですから、一日に5ミリシーベルトで10日がリミット
一時間当たりは24で割って1000倍した値が一時間あたりのマイクロシーベルト値
になります。
胃検査のときの600マイクロシーベルトより少ない値になりますが、胃検査を一日
8回受けても大丈夫なのでしょうか、毎日8回受け続けても大丈夫安全とは誰も言
わないでしょう。もともと総量と単位時間当たりの量なので数値を比較するのが無理です。
万が一を想定して屋内退避は理解に苦しみます。万が一を想定するなら遠方へ避難
し命、健康を最優先させるのが普通と考えるのは私だけでしょうか。
ニュースでは救援に来た米軍は原発の90km以内は立ち入らないことも報じていました。