花椛雪日記・原発事故と放射線

・放射線に関するメモです。
・ブログから引用。
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国民の安全基準としての放射線量限度は?
2011/03/25

原発事故で放射線の影響を本気で心配するまで放射線の知識は皆無の私でした。
胸部X線撮影は妊婦さんが避けて通って当たり前、50マイクロシーベルト/年以上は胎児に影響があると、
信じて疑わないほどのレベルでした。

国が安全と唱えているから安全、と思っていました。安全性を説明するのに比較例として胃検診600マイクロ
シーベルト/回より充分低い値・・・単位が違うのに数値の比較はないでしょう?? に気づいてから、分から
ないなりに調べてゆくうちに、すこし分かるようになってきました。

安全基準として、妊婦さんの放射線量限度1ミリシーベルト/年を確信しています。

原発事故前に示されていた基準
1ミリシーベベルト 一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度。#被曝の対策を参照。
放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。

この1ミリシーベルトが原発事故後に改正された話は聞いていません。例え改正されたとしても改正前に起きた
原発事故には改正前の基準が適用されて当たり前と信じています。

放射線限度量は立場により数値が異なります。
生き死にのレベルでない一般的に使われる安全基準としての放射線限度量は学術的な数値に比べはるかに少ないです。

アメリカの基準値は日本より高いのも理解できますが、米国の安全基準としての放射線量限度が示されていません。
米国は自国民に原発80km圏内からの退避を呼びかけ、原子力空母を主力とする米軍も原発90km圏内
立ち入り禁止です。米国の安全基準としての放射線量限度の低さを示していると思うのは私だけでしょうか。

私が知りたいのは現場の指揮官が放射能の危険性が高くなったから逃げてくださいの命令を出すための
基準値です。米軍だって入ってこれない地域に日本の最高指揮官は留まれと命じています。
すでにコンピュータは100ミリシーベルトを超えることを試算しているのに・・・

日本の最高司令官は100ミリシーベルトを超えたかもしれない予想があっても避難命令をださない
のですね。数値がどれくらいなら避難命令を出すのでしょう。
避難命令が出ないので日本の安全基準として、一般公衆の放射線量限度は100ミリシーベルト以上
になりますが、本当に100ミリシーベルト以上で良いのでしょうか?

放射性ヨウ素の半減期が8日なら、8日前は2倍
2011/03/25

放射性ヨウ素の半減期が8日だから、日を追って少なくなります。・・・テレビで専門家が分かりやすく
説明してくれます。でも、8日前は2倍でしょう、せめて8日前からのデータを示して説明するのが親切
ではないのでしょうか。

飲用を控えるように指示されている福島飯館村は3月20日で、1キロ当たり956ベクレルでした。
8日前は2倍の1930ベクレル?? 8日前のデータはあるのでしょうね。
草の放射線量もかなり多いようです。8日前のデータがなければ単純計算2倍ですが・・・

空気中の放射線量も測定できなかったのですから、水、草の放射線量が測定できているとは
考えにくいです。

大都会で乳幼児のことが心配されています。その20倍に近い濃度の水をすでに飲んでいるかも
しれないのに・・・きちんと環境測定していないのは政府の怠慢です。政府が安全です、健康に
問題ない地域のデータ測定ができないなんて信じられません。福島飯館村は原発から40kmの
屋内避難範囲外です。

放射線量限度の約束を守れない政府
2011/03/24

今、日本国政府は放射線量限度を上げようとしている。そんなことは政府に任せればよいです。
どれほど、放射線量限度を上げたとしても、上げる以前の約束を守るべきです。

原発住民に文部科学省の分かりやすいイラストで 一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度として
1ミリシーベルトを示したのは日本国政府です。この1ミリシーベルトを信じて原発周辺住民は原発建設を
認めたのですから、その約束は守るべきです。

1ミリシーベルトの約束が守られてこそ、100ミリシーベルトが安全です・・・と説明されるなら理解しますが
守らない理由として100ミリシーベルトが用いられるの理解できません。

原発事故で崩れたのは安全神話です。周辺住民との約束まで崩れてはいないでしょう。いま日本国政府は
原発住民との約束まで崩そうとしていると感じるのは私だけでしょうか。

圏外でも100ミリシーベルト 放射性ヨウ素の拡散試算
2011/03/24

枝野幸男官房長官、23日の記者会見の内容は「圏外でも100ミリシーベルト 放射性ヨウ素の拡散試算」で
検索してくださいませ。

100ミリシーベルトを超える可能性が試算されているのに安全とは・・・
国際委員会の勧告、ICRP (InternationalCommission on Radiological Protection) 84は「100 ミリ
シーベルト未満の胎児被曝量は妊娠継続をあきらめる理由とはならない」と勧告しています。
妊娠継続をあきらめる100ミリシーベルトを超える試算が出ているのに、安全なのでしょうか?

日本国政府も報道機関も国際委員会の勧告をも無視しているのでは?と感じるのは私だけでしょうか。


記者会見の内容の一部を以下にコピーします。
枝野幸男官房長官は23日の記者会見で、福島第1原発を中心にした放射性ヨウ素による被ばく線量について、
屋内退避の範囲である30キロ圏の外側の一部地域でも「100ミリシーベルト以上の被ばく線量となりうるケース
がある」との試算結果を明らかにした。・・・・

日本産科婦人科学会では50 ミリシーベルトとしてきております
2011/03/24

妊婦さんの放射線量限度は日本産婦人科学会のホームページに紹介されています。
「水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内」として検索したほうが早いです。

日本産科婦人科学会では放射線被曝安全限界については米国産婦人科学会の推奨に基づいて
50 ミリシーベルトとしてきております。とはっきり述べれています。私には途方もなく高い数値に
見えますが、そのアメリカの原子力空母の米軍が90km圏内立ち入り禁止です・・・どのように理解
すればよいのか???
 
以下に、「水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内」の項目2をコピーしました。

2. お腹の中の赤ちゃん(胎児)に悪影響が出るのは、赤ちゃんの被曝量が
50,000 マイクロシーベルト(50 ミリシーベルト)以上の場合と考えられて
います。なお、日本産科婦人科学会では放射線被曝安全限界については米
国産婦人科学会の推奨に基づいて50 ミリシーベルトとしてきております。
一方、これら問題に関する国際委員会の勧告、ICRP (International
Commission on Radiological Protection) 84 等に基づいて安全限界を
100,000 マイクロシーベルト(100 ミリシーベルト)とする意見もあります。
この違いは他の多くの安全性指標と同様、安全域をどこまで見込むかとい
う考え方の違いによるものです。なお、赤ちゃん(胎児)の被曝量は、母
体の被曝量に比べて少ないとされています。胎児が100,000〜500,000 マイ
クロシーベルト(100〜500 ミリシーベルト)の被曝を受けても胎児の形態異
常は増加しないとの研究報告もあり、ICRP84 は「100 ミリシーベルト未満
の胎児被曝量は妊娠継続をあきらめる理由とはならない」と勧告していま
す。

100ミリシーベルトが安全とは・・・誰が決めたの??問い合わせました
2011/03/24

「報道ステーション」が公共の電波を使って報道した安全ですの基準を知りたくてテレビ局へ問い合わせました。
「ご意見をお伝えします」。予想通りの答えが返ってきました。
しかたがないので、日本産婦人科学会へ問い合わせること・・・

100ミリシーベルトが安全とは・・・誰が決めたの??
2011/03/24

3月23日、テレビの「報道ステーション」で100ミリシーベルトが安全です・・・とパネルを使って説明されていました。
誰が決めたの?それぞれの立場で安全の基準は異なると思いますが、公共の電波で「安全です」はないでしょう。

国が公表しているのは文部科学省のホームページの掲載されている 「日常生活と放射線」 見やすいイラストつきで
緊急作業従事の場合に認められている上限250,000マイクロシーベルト/年(250ミリシーベルト)
放射線業務従事者及び防災に係る警察・消防従事者に認められている上限100,000マイクロシーベルト/年
(100ミリシーベルト/年)です。これが安全基準で、この値を超えたら危ないよ・・・の目安でしょう。

さらに原発安全神話のころには
1ミリシーベルト 一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度。#被曝の対策を参照。
放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。

放射線量、野菜の基準値は厳密に守られているのに人は?
2011/03/23

農産物は放射線量の基準値が厳密に守られています。一ヶ所でも基準値オーバーで即、出荷停止の厳しい
処置です。同じような考え方を原発周辺の住民に適応できないのはなぜなのでしょう?屋内退避地域、原発
から40km地域で基準値オーバーの地点はないのでしょうか?オーバーしているなら即、避難でしょう。

一般人の被ばくしてよい線量1000マイクロシーベルト/年 は有効だと思っています。原発安全神話のころには
1000マイクロシーベルト/年として、まことしやかに説明してくれたのは日本国ではなかったのでしょうか?
原発周辺住民はそれを信じて、国を信頼して原発の建設に賛成してくれたのではないのでしょうか。
今頃になって、知らん顔はないでしょう。

原発周辺40kmまでの人たちはそこの空気を吸い、水を飲み、野菜を食べ、牛乳を飲んできたのに・・・
今頃になって水道水は飲まないほうが、野菜は食べないほうがよい、牛乳は飲まないほうがよいなどと・・・
すでに、飲食しているのに・・・そんなに住民の健康が心配なら、さっさと避難させたらよいだろうに、
と思うのは私だけなのでしょうか。

一般人の被ばくしてよい線量1000マイクロシーベルト/年 を超えていないことを願うのみです。

「これらを食べ続けると、一般人の被ばくしてよい線量を上回るリスクがある」
2011/03/23

MSNのニュースから  ブロッコリー、小松菜も基準超え 福島県産から検出2011.3.23 04:34から引用
 同省(厚生労働省)では、今回放射性物質の量が最も多く検出されたクキタチナを約10日間、1日100グラムずつ食べ続けた
場合の被(ひ)曝(ばく)量は、1年間で人が自然に浴びる線量の約半分に相当。「これらを食べ続けると、一般人の被ばくして
よい線量を上回るリスクがある」とした。

テレビのニュースでは同じようのことを報道していますが 「これらを食べ続けると、一般人の被ばくしてよい線量を上回るリスク
がある」 を報道していません。すくなくとも厚生労働省のコメントくらいは正確に伝えてもらいたいです。真実を伝えていますが
すべてを伝えていません。

放射線量の基準はすでにあるわけで、一般人の被ばくしてよい線量1000マイクロシーベルトと日本国政府は国民に対して
説明していたのに・・・厚生労働省の発表に少し胸をなでおろしました。
専門家の中には低すぎるといわれるかもしれません、だからといって勝手に上げるのは ルール違反です。きちんと国民に
説明してからでしょう。

枝野長官会見 放射線検出の牛乳、ホウレンソウ「健康に影響ない」のニュースは放射線検出の牛乳とホウレンソウを食べ
つづけると 8280マイクロシーベルト/年です。
明らかに般人の被ばくしてよい線量1000マイクロシーベルトを超えているのに・・・

現地ルポ・振り切れた測定器の針
2011/03/23

今朝、「現地ルポ・振り切れた測定器の針」 で検索(グーグル)してみました。 昨日、当ブログで紹介した記事がずらりと並んでいます。
写真入で見やすい記事が次々に出てきますので、昨日のブログの新聞記事紹介の写真へのリンクは削除いたします。
どうして、テレビで報道してくれないのでしょうか? 不思議でなりません。報道の自由はどこへいったのでしょうか?

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