花椛雪日記・原発事故と放射線
・ブログから引用。
北海道の知人から 北海道新聞の切抜きが送られてきました。
詳しくはこちらから 避難指示域 双葉町ルポ3月13日 ジャーナリスト豊田直美さん 北海道新聞
記事の抜粋を以下にコピーしました。
測定器針振り切る
・・・・原発から約3kmの双葉町病院前でも測定器の針は100マイクロシーベルトで振り切り、上限に張り付いたまま。
そこで1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルト)まで測定できるガイガーカウンターを取り出したが、これもガリガリガリ
と検知音を発し、瞬時に針が振り切れた。「信じられない。怖い」。私は思わず声に出していた。
放射性物質の違いなどにより同列に論じられないにしても、これまで取材した劣化ウラン弾で破壊されたイラクの戦車
からも、今も人が住めないチェルノブイリ原発周辺でも計測したことのない数値だった。・・・・
慌しく町中の取材を終え、汚染地帯を脱しようと急いで帰る途中、町方向に向かう軽トラックに出会う。車を止めて汚染
状況を説明すると「避難所にいるんですが、牛を飼っているので餌やりに行かないと。だめですか」。私に許可を求める
ような困った表情で年配の女性が聞いてきた。「長い時間はこの辺にいない方がいいですよ。気をつけてください」。そう
お願いするしかなかった。・・・
国が放射線燎原の基準を決めないまま、専門家といわれる人たちが安全ですと唱えています。
それぞれの立場で安全の基準が異なります。
放射線医学総合研究所の説明は医師としての自信と気迫がみちていました。
人間は丈夫にできていて2000ミリシーベルト(200万マイクロシーベルト)まで大丈夫なのですよ。生きるか死ぬかの
レベルで安全です、とお答えしています。妊婦さんに関しては1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)が限度です。
生きるか死ぬかを安全の基準とすれば 100ミリシーベルト/年は明らかに安全です。1ミリシーベルトは気にしなくても
いいくらいの小さな値です。たしかに間違いではないです、しかし妊婦さんのことについて語られることはないです。
妊婦さんにとって100ミリシーベルトの安全性について・・・母体は問題ないにしても胎児は・・・報道してはくれません。
未来を担う子供、その子供を生む妊婦さんの放射線量限度を基準にしましょうよ。放射線医学総合研究所のいわれる
1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルト)を安全の基準にしましょうよ。
テレビで専門家が放射能牛乳についての説明で、牛は外で草を食んでいますから・・・原発事故では有名
な話です。人には影響がありません。
牛の近くにいる人の放射線を心配して質問されたコメンテータも納得のご様子でした。
チェルノブイリ原発事故で放牧されていた牛、羊を連想されて専門家は説明されたのでしょうね。この時期、
東北では放牧していません、生草なんて雪の下でしょう。当然屋内にいます。食べているのは干草です。
乳牛は人の近くにいたことになるのですが・・・・講釈士、見てきたような・・・本当に安全なのでしょうね。
専門家は政府機関の専門家と同じような考え方ではないのでしょうか。乳牛の環境チェックがなされて
ないのでは・・・と不安になります。
日本国は福島原発周辺住民へ放射能に対する安全を保障する義務があります。一番は原発事故を起こさない
ことですが、すでに事故を起きています。信じてください安全です、安全は保証します、だったはずです。
一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度1000マイクロシーベルト/年 を保障すべきです。
福島県飯館村は放射線量20マイクロシーベルト/時なら50マイクロシーベルト/日を高名な先生が算定されて
います。単純計算10日間で500マイクロシーベルトです。水道水からも放射能が検出されていますのでさらに
数値は大きくなっているはずです。早急に避難させるべきだと思うのは私だけでしょうか?
安全です、安全は保障します、が安定ヨウ素剤の配布ではないはずです。
胸部検診50マイクロシーベルト/回の放射線を恐る妊婦さんに国はきちんと説明していません。
原発事故の後では説明しにくいかもしれませんが、ここまでは大丈夫ですの安全基準を説明すべきで、
放射線の風評被害の元凶は国だと思います。
きちんとした説明がなければ妊婦さんの放射線量限度は50マイクロシーベルト/年です。いや、これ以下です。
まず、この誤解を解かない限り放射線の風評被害は解消しないと思います。この誤解を解消させないと、
20マイクロシーベルト/時 を見ただけで怖がります。
集団検診で妊娠適齢期の女性に「妊娠してませんか?」は常識でした。当然のように妊婦さんは胸部レン
トゲンはパスでした。それが常識だったのです。50マイクロシーベルトを怖がって当たり前です。
はじめから風評などなくて、「妊婦さんは胸部レントゲン50マイクロシーベルト/回 を避けたほうがよい」 が
常識だったのではないのでしょうか。 その常識は少し違います・・・の説明はなかったように思います。
体内に取り込まれた50ミリシーベルトの放射線量の意味を知りたくて放射線医学総合研究所へ問い合わせました。
胸部レントゲン撮影50ミリシーベルトと同じだと教えてもらいました。妊婦さんは胸部レントゲン撮影を避けて通るのに
影響はないのでしょうか? ・・・ここで応対してくださった男性職員から女性職員さんへ
妊婦さんは1000マイクロシーベルトまでOKです、一般の人に周知徹底できなかったのは大変申し訳ないことでした。
日本にくらべ諸外国の放射線量限度は、もっと高いです。国は安全基準の検討中です。
人間は丈夫にできていて2000ミリシーベルト(200万マイクロシーベルト)まで大丈夫なのですよ。生きるか死ぬかの
レベルで安全です、とお答えしています。・・・女性職員さんの説明でした。
カルチャーショックでした。一般に周知徹底しないで、放射線医学総合研究所だけでなく、文部科学省は妊婦さんの
放射線量限度を1000マイクロシーベルトにしていたのですね〜〜 初耳でした。
とはいえ、基準として公表されていません。
国は早急に放射線量限度というのでしょうか 安全基準を示していただきたいです。
諸外国では放射線限度量がもっと高いのだそうですが・・・その諸外国の避難範囲が80kmなのに???
都合のよいほうのデータをあれこれ持ってこられて説明されても理解に苦しみます
福島県飯舘村は放射線量20マイクロシーベルト/時が続いていました。(今日は11.5マイクロシーベルト/時)
この環境で体内にどれくらい取り込まれるのか、やっと分かりました。一日で50マイクロシーベルトが体内に取り込まれます。
三日で150マイクロシーベルトが体内に取り込まれたことになります、胸部レントゲン50マイクロシーベルトの3倍です。
妊婦さんは大丈夫なのでしょうね。
厚生省から福島県飯舘村の住民には水道水の飲用控えるよう要請がでているはずです。
本当に国が唱えるように報道機関が唱えるように安全なのでしょうね。妊婦さん、胎児は、子供は大丈夫安全なのでしょうね。
公的機関からインターネットに公開されていますので、50マイクロシーベルトが体内に取り込まれているのはデマではないです。
郡山市のホームページ→地震関連のお知らせ・情報のページへのリンク→福島県内各地方環境放射能測定値(暫定値)のページへのリンク
→環境放射能が人体に及ぼす影響等について
全文をコピーします。
環境放射能が人体に及ぼす影響等について http ://www.city.koriyama.fukushima.jp/upload/1/2061_housynou-risk.pdf(アクセス不可のためリンク解除2018/09/28)
平成23年3月20日
このQ&Aは、平成23年3月19日付けで福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任された長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科長(医学博士)山下俊一氏の記者会見時における内容をとりまとめたものです。
Q 福島市で環境放射能の測定値が1時間当たり20マイクロシーベルトと高くなっているが、安定ヨウ素剤の配布は必要ないのか。
1時間当たり20マイクロシーベルトの放射線が降り注いだとして、人体に取り込まれる量は約1/10の1時間当たり2マイクロシーベルト以下か更に少ないと考えられます。2マイクロシーベルトを24時間受け続けたとしても約50マイクロシーベルトにしかなりません。
世界中には、1年間に10ミリシーベルトや50ミリシーベルトの被ばくを自然界から受ける放射線の高い地域があり、その環境下に住んでいる方々でも、将来ガンになるリスクは、他の地域の方々と全く変わりません。
安定ヨウ素剤の配布は、その場に24時間滞在すると50ミリシーベルトを超えると予測される場合になされます。現在の1時間当たり20マイクロシーベルトは極めて少ない線量で、1ヶ月続いた場合でも、人体に取り込まれる量は約1/10のため1ないし2ミリシーベルトですので、健康への影響はなく、この数値で安定ヨウ素剤を今すぐ服用する必要はありません。
文部科学省のホームページ、各自治体のホームページに「日常生活と放射線」と題された
イラストがあります。自然放射線量2400マイクロシーベルト/年 と分かりやすく表示されています。
テレビなどでもイラスト入りで丁寧に説明してくれます。
よ〜〜っくみると但し書きが(世界平均)・・・日本の平均値ではないのです。日本の数値もありますが??
但し書きを理解できません。 これで分かる人がいるのでしょうか?
国内自然放射線の差(年)(県別平均値の差の最大)と但し書きつきで400マイクロシーベルト/年
分かりやすいイラストですが日本の自然放射線量らしきことは記載されていても意味不明です。
調べてみると東北電力のホームページに日本全国の自然放射線量が紹介されています。
日本の自然放射線量は0.99ミリシーベルト/年です。 990マイクロシーベルト/年です。
数値の小ささを際立たせるには相対する数値が大きいほうが効果的なのは分かりますが、自然放射線量として
2400は不適当です。ここは日本です、日本の平均値990マイクロシーベルト/年ではないのでしょうか。
自然放射線量990マイクロシーベルト/年としても安全性に変わりはないのに、なぜ2400を使われるのか
不思議でなりません。
安全性の説明として比較している自然放射線量は本来関係ない数値のはずです。関係ない数値をあたかも
関係あるかのように取り扱うことを詭弁といいます。詭弁による説明で信用してくださいはないでしょう。
国は放射線量に対する安全基準を示すべきだと思うのは私だけでしょうか。
放医研によると、例えば100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)を浴びた場合に、
数年後から数十年後にがんになる可能性は約0・5%という。放医研は「喫煙や食事など生活習慣に
よるがんの危険性よりも低い値。過度に心配する必要はない」としている。
放射性物質から身を守るには「現状では花粉症と同じ対応」の記事から引用
50ミリシーベルト 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が一年間にさらされてよい放射線の限度。
100ミリシーベルト 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が法定の五年間にさらされてよい放射線の限度。
人体に対する放射線の影響としての国の資料をどのように解釈すればよいのでしょうか
以下に資料をコピーします。
人体に対する放射線の影響
単位はミリシーベルト(mSv)
実効線量 内訳
0.05 原子力発電所の事業所境界での一年間の線量。
0.1〜0.3 胸部X線撮影。
1 一般公衆が一年間にさらされてよい放射線の限度。#被曝の対策を参照。
放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
2 放射線業務従事者(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度。
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
4 胃のX線撮影。
5 放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の三カ月間にさらされてよい放射線の限度。
7〜20 X線CTによる撮像。
50 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が一年間にさらされてよい放射線の限度。
100 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が法定の五年間にさらされてよい放射線の限度。
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が一回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
1,000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
2,000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する。
3,000〜5,000 50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3,000:脱毛 4,000:永久不妊 5,000:白内障、皮膚の紅斑)[3]
7,000〜10,000 99%の人が死亡する。
タイトルの 「胸部X線検診 妊婦」 で検索してみました。
検索するとさまざまな意見があります。でも、胃検診の600マイクロシーベルト/回を OKとする
お医者様はいらっしゃらなかったようです。
妊娠適齢期の女性が集団検診などで胸部X線検診を受けるときに問診を受けます。
「妊娠していますか?」 妊婦さんは胸部X線検診はパスでしょう。
原発事故前は胸部レントゲンの放射線量50マイクロシーベルト/回を心配してくれていたのに・・・
8280マイクロシーベルト/年 を健康に影響がないと枝野長官会見のニュースが流れたの
が19日・・・国は放射線の安全基準を示すべきです。