花椛雪日記・旅立ちまでの8ヶ月
・ブログから転用
もち米のお粥さんに米麹を混ぜ、12時間保温して・・・先ほど甘酒が完成、冷蔵庫に入れるため冷却中です。
ご飯、炊いたもち米で水分量を少なくして甘酒にしたり、電気釜で保温したり、あれこれ試してみました。我が家ではもち米のお粥さんに米麹を混ぜ、保温はホウロウの水差しを60℃に設定した電気ポットに浮かせて湯煎するのが一番良いようです。冷蔵庫で冷やして、冷たい甘酒にして食しています。
家内の食が細くなり食事の量もすくないので、一日六食・・・家内が食べたいときにいつでも食べられるように甘酒は冷蔵庫にいつも用意するようにしています。
もち米を笹の葉でくるんでゆでた笹巻きを手土産に、家内の友人が4人連れで山形から来てくれました。女同士で気楽にお話しを楽しんでもらいたくて、私は撮影に出かけることに・・・
家内は笹巻きの美味しさにつられて、大きな笹巻きを2個食べたようです。「お腹がすかないの〜〜」と夕食はすこしだけ食べていましたが、後で甘酒をカップ一杯飲んでくれました。
2時過ぎまでは帰れませんので近くの雷神社近くの踏み切りの傍、ハス田のご機嫌伺いに出かけたのですが、まだ蕾でした。列車でも撮影しようかと、列車待ち・・・ふと足元を見るとゲンノショウコの花が咲いていました。
ゲンノショウコを撮影した直後、60センチくらい離れたところの草むらがガサゴソ、ガサゴソ・・・現れたのは子狸(たぶん)でした。
列車の撮影は中止してタヌキの撮影・・・二匹のタヌキは餌を探しているのでしょうか、地面に顔をすりつけるように土手の斜面の草むらを移動してゆきます。列車の通過する音に顔を上げます。・・・一時間近くデジカメのファインダーに釘付けでした。
先週の金曜日は点滴に行かなかったのですが家内の食はかなり細くなってきましたので、点滴に大曲の病院へ出かけました。
体力の衰えた家内はこの夏を乗り切れるのだろうか・・・ケセラセラ、なるようになるさ・・・
あまり先のことは考えないようにしていますが、頭の中をよぎります10月・・・
軽めの朝食をすませて大曲の病院へ・・・症状に大きな変化がないので、お薬はいつも通りに処方してもらうことに、来週月曜日は祝日なので次回の通院は来週水曜日の予定。
それなりに順調とはいえ、7月になってからの食べる量はかなり少なくなっています。麺類は乾燥した状態で約70g、ご飯は炊いた状態で30〜45g・・・ご飯には副食も多いので仕方ないですが、握り寿司2巻分のご飯では少ない・・・好きなものを好きなだけ食べてくれればよいと思っていますが、もうすこし食べてほしいと願っています。お昼の麺類でご飯の不足を補っています。
今年2月、家内の余命3ヶ月を知らされて・・・家内の余命は桜の花の咲くころまで・・・
つつじが咲いて、あやめが咲いて、アジサイの花の咲くころまで生きていてくれたら・・・と思っていました。
あれから5ヶ月が過ぎ、自宅のアジサイの花が咲き始めました。
余命3ヶ月を聞かされた家内は、とても夏までは・・・と、夏の普段着をさっさと処分してしまいました。
夏が近づくにつれて、家内は「着るものがないの、どうしよう・・・」
家内は体力が落ち、食事の量も落ちてきましたが、それなりに順調です。
大曲の病院、お医者様に「しばらく血液検査をしていないから状態を見てみましょう、点滴が終わるころには血液検査の結果が分かりますので点滴が終わったらもう一度来てください。血液検査の結果でお薬の処方を決めます。」
血液検査の結果、栄養状態は良いのですが塩分が不足気味でした。利尿剤を処方してもらっていますので水分補給はマメでしたが、塩分補給が足りなかったようです。お薬の処方は先週と同じで、塩分の補給に気をつけることに・・・家内は体力が落ちたなりに順調です。
6/27のテレビで甘酒の作り方の放送がありましたので録画して、翌朝なんとなく朝食を食べながら再生していました。録画を見ながら・・・メーリングリストのお仲間の言葉を思い出しました、飲む点滴でしたね〜〜
滋養のある食材を探していたので即、トライすることにしました。スーパーに出かけて米こうじを・・・どこにおいてあるのか分からず店内をぐるぐる回って・・・店員さんに教えてもらい、買い求めることに・・・
6/29、甘酒作りにトライ
炊いたもち米1合、麹300g、お湯230mlを混ぜ電気釜で保温する予定だったのですが電気釜の保温温度が少し高めなので電気ポットで保温することにしました。我が家の電気ポットは60℃の保温設定で57℃くらいです。
米麹と炊いた米を混ぜて広口ビンにいれ、ポットの中にビンが浮かない程度のお湯の量にして入れておくだけです。適当な広口ビンが見つからなくて米麹100gで作りましたがGOODです。(炊いたお米100g、麹100g、お湯75ml)
少ない量でしたが甘くておいしい甘酒ができていました。カップで2杯分・・・出来立てをホットでいただいて、残りは冷蔵庫で冷やして翌朝のデザートにしました。砂糖の甘さではなくて遠い昔、子供のころ飲んだ甘酒の記憶が一気によみがえりました。家内も冷たく冷やした甘酒を飲みながら「この味だ・・・懐かしい・・・」
7/1、2回目の甘酒作り
電気ポットの保温は良かったのですが広口ビンが小さいのであれこれ探し回ってちょうど電気ポットに入る大きさのホウロウの水差しを見つけて2回目の甘酒作りにトライしています。
メーリングリストのお仲間に教えていただいたサイトの作り方でもち米1合でおかゆを作り米麹200gを混ぜ、ちょうどお昼に電気ポットにセットしました。深夜12時に完成予定です。
家内のお気に入りの韓国ドラマが終わるころに甘酒の試食になります。
6/27自宅にて撮影
コンビニのサンドウィッチと自家製の漬物で朝食、病院へ行く途中で実家へ寄り道してサクランボを届けてから大曲の病院へ・・・
家内は食事の量がすこし少なくなったくらいで体力が落ちてはいますが、それなりに順調です。先週と同じお薬を処方してもらい、点滴が終わったのが12時すこし前でした。
実家に届けたサクランボは前日に山形から届きました。家内の山形の友人がサクランボの収穫の手伝いをしてもらったB級サクランボですが味は超A級の美味しいサクランボでした。二人で食べきれないので実家におすそ分けすることにしました。
6/26実家にて撮影
大曲の病院へ行く日、朝食を作ると後片付けにパタパタしますので朝食はコンビニのサンドウィッチです。点滴だけの金曜日はすこしゆっくりして出かけます。
病院へ向かう車の中で家内は「体調のよいときは金曜日の点滴はなくてもよいかも・・・」 体力が落ちてはいますが体調はよいようです。
点滴が終わったのが11時半ころでした。昼食は昨日のテレビコマーシャルで見た牛どん屋さんのうな丼を食べたい、と家内の希望に合わせて牛どん屋さんへ・・・家内は普通盛りを一口分残して満足そうにコップの水を飲み「うなぎがふわふわで美味しかった!!」
家内の幼馴染の美容室へ出かけました。美容室のお客さんは家内一人、髪を整えてもらいながら心ゆくまで話していたようです。家内を迎えにいってからも一時間近く話し込んで、話は尽きないようで・・・
人前に出ることを極端に嫌がっていた家内が、友人と会う心のゆとりができたことが嬉しいです。