花椛雪日記・旅立ちまでの８ヶ月
・ブログから転用
点滴を受けながら腹水２３００ｃｃ抜き取りました。
お盆休みで家内のお兄さんの息子さん夫婦が子供連れで帰省・・・大曲駅から病院へお見舞いに来てくださいました。
8/17撮影、実家の近く秋田国際ダリア園のダリア畑にて
甘酒持参で病室へ・・・顔色はすこし赤みが出て、家内の具合は良さそう。朝食では足りなくて昨日のてんぷら、冬瓜を食べたそうです。
お昼すこし前、実家に泊まっている家内の弟さんが実家の軽トラックで来てくれました。今日の最終の飛行機で帰るそうです。
「腹水の溜まるのが早くなったみたい・・・」と気にしている家内です。
8/17撮影、実家近くの秋田国際ダリア園のダリア畑にて
実家に泊まっている東京のおばさんと弟さん同伴で病室へ・・・点滴を受けながら腹水を抜き取っていました。
看護婦さんが血圧、血液中の酸素量の測定をして、様子をみながら腹水３０００ｃｃを抜き取りました。
腹水の抜き取りが終わって、おそい昼食を美味しそうに食べています。おばさんが持ってきたナス、オクラのてんぷら、冬瓜の煮付けも食べたので五分がゆを半分ほど残す。
３時過ぎ、「お腹がすいたの、なにか食べるものある？」と家内、甘酒をカップに半分ほど飲んで満足そうでした。甘酒の残りがカップ一杯分になりましたので今、甘酒を仕込んで保温中です。
8/14撮影、実家にて
家内の母親、実家に泊まっている東京のおばさんと弟さん同伴で病室へ
家内はおなかが張ってきたようで昼食の五分がゆを半分残しました。食欲はあるようなのですが、用心して控えているようです。昼食を終えてから、おばさんが取り出した朝採れたてのキュウリの塩もみ・・・味見すると、よほど美味しかったのでしょう、もうすこし、もうすこしと4/5ほどを食べて 「美味しい！！」 美味しいものは別腹のようです。
お腹が張ってきたので痛みが無いよう昨日から痛み止めの座薬を看護婦さんに処方してもらっています。明日、腹水を抜き取る予定
8/14撮影、実家にて
病室の冷蔵庫の甘酒がなくなりそうなので昨夜は甘酒作り・・・容器に麹２００グラム、６０℃のお湯４５０ｍｌを加えてよく混ぜ、電気ポットで６０℃に保温して４時間おきに攪拌して一晩で完成、容器ごと氷水で冷やし、クーラーに入れて病院へ持参しました。
酒屋さんの麹の袋の裏に書いてあったレシピでは麹４００グラム、お湯９００ｍｌで美味しい甘酒ができる・・・と、ありましたのでちょうどその半分の量で作ってみました。すこし甘酒を造りたいなら、この方法が一番良いようです。
8/12撮影、実家にて
実家に泊まっている東京のおばさん同伴で病室へ・・・実家に泊まっている家内の弟さんは実家の軽トラックで１２時過ぎに病室へ来てくれました。
家内はおばさんの持ってきた赤飯、ナスの漬物を食べながらの昼食なので病院食の五分がゆは口をつけられなかったようです。五分がゆを残しただけで他のおかずは残さず食べ、すこし休んでトウモロコシ、枝豆を食べていました。
買い物があるとかで、おばさんと弟さんは３時ころ退室。
お二人が帰ってから、しばらくして 「寒気がする、毛布を掛けて・・・寒い・・・」と家内、タオルケットと毛布を掛けたのですが震えが止まりません。ナースコールして電気毛布を持ってきてもらうことに・・・看護婦さんが 「熱が上がるので落ち着いたら体温を測って解熱剤を注射しましょう。」
電気毛布の温度が上がりきらないうちに、「トイレに行きたくなった・・・」と家内・・・震えながらトイレへ行き、再びベッドへ・・・
震えが止まって落ち着いてきたのでナースコールして体温測定すると３９．１度でした。解熱剤の注射をしてもらいました。
体温が上がると 「暑いの・・・毛布をとって」と家内、タオルケット一枚の戻し、部屋のクーラーを中にしていると看護婦さんが氷枕を持ってきてくれました。両脇も冷やしてもらうことに・・・ほっと一安心です。
「もう大丈夫よ、遅くならないうちに帰って・・・」と家内、退室したのは５時すこし前でした。
8/12撮影、実家にて
7/20入院した家内は６人部屋でした。大部屋から個室に移って腹水を抜き取る処置も楽になりました。トイレは個室内にあって家内専用なので心置きなくトイレにしゃがんでいられるのは良かったのですが、トイレに入るためには段差があります。段差を超えるのが大変でしょう・・・と、看護婦さんの計らいで段差のない個室に部屋換えすることになりました。
お昼過ぎ、看護室の看護婦さんが総出したのでは・・・と思えるほど大勢の看護婦さんで部屋換えになりました。家内は看護婦さんに手を引かれて歩いて新たな部屋へ。
新たな部屋にはソファーがありますので看護婦さんのお話では 「これで付き添いのお父さんも楽になりますよ。」 たしかに、早速横になって昼寝することに・・・
8/12撮影、実家にて
実家に泊まっている東京のおばさん同伴で病室へ・・・
しばらくして、家内の弟さんも病室へ来てくれました。お二人を実家へ送り届ける夕方５時ころまで話こんで・・・その間、家内は終始笑顔でした。
昨日から点滴なしです。 「点滴と聞くと、ぞ〜〜っとしてたの・・・点滴はいやだった。」と、笑顔で家内が言います。よほど嫌だったようです。腹水を抜いて食欲も出て朝食は残さず食べたそうです。
持参した甘酒を飲んで笑顔で 「おいしい！！」
実家から持ってきたナス、きゅうりの漬物、トマト、瓜を食べて満足そうな家内でした。
１０時すこし過ぎから腹水を抜き取ることに・・・様子をみながら量を増やして２５００ｃｃの腹水を抜き取りました。
8/5 ２０００ｃｃ
7/31 ２５００ｃｃ
7/25 ５００ｃｃ
今日の分も合わせると７５００ｃｃ腹水を抜き取ったことになります。
おそい昼食をすませて横になって雑談をしていると急に家内が 「寒気がする、タオルケットを掛けて・・・」 タオルケット２枚でも足りずに毛布も掛けたのですが、看護婦さんにコールして電気毛布で暖めることになりました。看護婦さんが 「寒気がするのは熱が上がる前ぶれかも・・・体温を測りましょうね。」 血圧は正常でしたが体温は３７．２度・・・腹水を抜いたばかりなので薬は使えないそうで氷枕を看護婦さんが用意してくれました。
熱はあるのですが、寒気は治まり落ち着いてきたようなので４時半ころ帰宅。
8/9撮影、自宅近くにて
私も同席して家内と担当医との話し合い・・・家内には点滴が、かなり苦しかったようで担当医に切々と訴え、明日から点滴を中止して様子をみることになりました。
昨日の点滴はかなり苦しかったようで、点滴が終わるとすぐに 「トイレに行って口の中に指を入れて胃の中のものを吐き出したい」と言った家内の言葉は重いです。特別な点滴ではなくて単にブドウ糖の点滴にこんなに苦しめられるなんて・・・栄養の補給が不足することになりますが、これ以上つらい思いを家内にさせたくないです。
明日１０時から腹水を抜き取る予定です。
２時着の新幹線で東京のおばさんがお見舞いに・・・家内の好物のモンブランがお土産でした。
いくら食欲がないといっても好物は別のようで、おばさんの「ちょっと味見だけでも」の言葉に誘われて一口、二口、三口と食べていました。
8/8撮影、大曲駅近くにて
