秋田県立農業科学館大仙市 |
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旧伊藤家住宅説明看板から引用 旧伊藤家住宅 旧所在地 仙北郡田沢湖町の田沢字大谷地14番地 構造形式 桁行 16.8メートル・梁間 7.8メートル 南面突出部 桁行 6.2メートル・梁間 6.9メートル 寄棟造 茅葺 伊藤家は、仙北郡田沢湖町の山間部の農家で、その家系は江戸時代の延宝年間(1673〜81)までさかのぼる。 この住宅は、伊藤長治氏(1841〜1917)が明治33年(1900)から36年(1906)にかけて二期に分けて建造したものである。 建物は、正面を南に向けて建ち、主屋と馬屋(曲り)の二部分からなる。平面の間取りは、馬屋と出入口に特徴をもつ曲屋の形式である。土台を敷き、柱を省略し、差物や出桁(せがい)を用いるなど時代相応の特色がみられる。また、主屋の柱間寸法は桁行・梁間とも大きく、柱・土台などの構造材に雑木を用い、屋根の小屋組は簡素で 窓を半蔀度とするなど古い様式を残している。 旧伊藤家住宅は、仙北郡東北部の民家の特色をよく残し、岩手県中央部との文化交流を考える上で重要であり、旧所在地のすぐれた景観とあわせ秋田県の代表的な民家の一つということができる。 |
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